Weblogicをシステム基盤に利用する
Weblogicは古くから開発されているアプリケーションサーバの一種です。もともとBEAシステムズが開発、販売していましたが、現在ではOracle社が開発販売を行っています。Redhatと言えばデータベースで有名な会社ですが、開発能力が高いことでも有名です。そのため、Weblogicを買収した後も着実に開発を行っており、利用者が増えています。
データベースなどの販売開発がメインのOracleですが、アプリケーションサーバを得たことでシステム開発環境全般をサービスすることができるようになりました。Oracle社の提案するシステム基盤はアプリケーションサーバを中心としたタイプよりはデータベースをいかにうまく使うかに特化させた、データありきのシステムとなることが多いようです。現在ではビッグデータなど、眠っていた多数のデータの再利用がさけばれていますが、Oracle社ではどのような規模にも対応できるデータベースを中心に安定したアプリケーション環境をWeblogicで対応させるように販売されています。また、Weblogicのオープンソース版という位置づけでGrassfishもあります。
Grassfishは大規模開発にも耐える冗長性と安定性を兼ね備えたアプリケーションサーバです。もともとSun社が開発していましたが、Oracleが引き続き担当し、オープンソースプロジェクトとして利用者が増えているシステムです