システムの帳票出力について

システムでは結果を画面表示以外に出力することが多いです。中でも印刷物として出力することが多く、さまざまな帳票に対応することが求められます。帳票はA4サイズから特注サイズまでさまざまな用紙に決められた項目を記入もしくは決められたフォーマットごと印刷することです。売上管理から給料明細など様々な用紙があります。

これら帳票の印刷には主に2種類の方法で対応されることが多いです。1つは印刷物を固定し、アプリケーション側で独自に印刷機能を持つようにする方法です。用紙に合わせて綺麗に印刷できますし、特注サイズや専用プリンタにも対応が可能です。しかし、アプリケーションを作るのと同様の工数がかかり、変更にも弱いという欠点があります。

もう一つは汎用の印刷フォーマットを利用することです。汎用の印刷フォーマットはPSやPDF、各種画像フォーマットがあたります。これらのフォーマットは市販のプリンタで印刷することができ、システム側ではファイルフォーマットに従ってファイルを作り、必要に応じてプリンタに転送すればよいです。システムとしては印刷文を作るだけなので手軽だという利点があります。

また、PDFなどの出力ライブラリも豊富にあるので工数はどんどん減らすことができます。ただし、専用プリンタで印刷する必要がある場合には対応ができないのが難点です。帳票を必要としている場合には事前にプリンタをどうするのかによって対応が変わってくることが多いです

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