運用テストで失敗しないシステム開発

運用テストはシステム開発において最後の山ですが、多くの場合はこのテストの前、システムテストでしっかり検証するので運用テストは人為的なチェックと人員の操作をなれるための工程と考える場合が多いです。しかし、一部のシステムでは運用テストで明らかな不具合や処理速度の遅さが問題となることがあるようです。運用テストで問題となる場合の多くは納品場所の確認不足であったり、利用した模擬データが不足していたことが原因となることが多いようです。納品場所については要求定義の際にチェックしておくところですが、現システムがある場合には詳細なチェックが行えないことがあり、特にネットワークがらみはチェックができないことも多いようです。

ただし、クラウド型のシステムの場合はネットワークの問題も含めてテストしやすいことですのでチェックが足りなかったということは無いようですが、納品場所のネットワークがクラウドから遠いことを想定していないと問題となることがあります。また、模擬データについては発注先の担当によって提供されるものですが、不慣れな担当の場合はデータ作成がうまくいかずに実際のデータとの差が激しいことがありますので必ず実際利用されているデータを使うことが大事です。運用テストでは障害時の対応もテストされます。実際に不具合やエラーが発生した時のマニュアルも作成しますが、利用する人員の習熟度が低い場合でも利用できるように分かりやすく、一本道で処理を行える記述が大事になります

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です